FC2ブログ

空堀川(清瀬市)治水工事 河床内に関東ローム層 など

平成28年度から始まった、空堀川の時間雨量30㎜~50㎜対応の河床掘り下げ工事が続いています。
清瀬市と東村山では流れの境界から、柳瀬川合流点まで標高差は僅かな距離で約20m程と言われています。改修前の旧川川幅は狭いものでしたが、流域の農地や林地が雨水地下浸透していたことと、田畑の中を蛇行していたため洪水から免れていたものが、戦後一気に開発。流域の雨は川に集中、昭和50年代現在の川に拡幅、まっすぐに改修されました。そのために清瀬分は短い距離に10箇所に落差工がつくられました.落差工がつくる淵には水が溜まり多くの生き物が棲んでいました。
全く雨のないときにはその淵までも乾燥、魚の日干しができてしまいますが、今年度工事の落差工には最後まで水があり、生き物の命をつないでいました。確かにこの川が出来た時から河床に粘性土の関東ローム層が見えていました。

IMG_20201205_142523_convert_20210203160955.jpg
改修前の落差工 1月9日すでに上流は瀬切れを起こしています。

IMG_20210109_155124_convert_20210203222546.jpg
落差工の水辺とコンクリとの間から、昼間ナマズのしっぽが見えました。アカミミガメ・スッポン・小魚がたくさん柳瀬川に放流されました。

IMG_20210117_154023_convert_20210203183949_202102031842087e4.jpg
薬師橋下も深く掘られて搬入路設置です。

IMG_20210117_100621_convert_20210203172640_20210203185259a5e.jpg
梅坂橋少し下流、明薬大前から梅坂橋・薬師橋を経て柳原橋までの搬入路が出来上がりいよいよ落差工の取壊し工事が始まりました。

IMG_20210112_135303_convert_20210203161430.jpg
落差工傾斜面を外すとなめらかな赤土が出ていました。

IMG_20210111_112824_convert_20210203170642.jpg
何処を掘っても赤土です。

IMG_20210121_161619_convert_20210203170432.jpg

IMG_20210127_105130_convert_20210203171006.jpg
3m以上の地層です。

IMG_20210121_161927_convert_20210203170729.jpg
赤土をなおも掘ると鮮やかな青鼠の地層が出てきてびっくりです。

IMG_20210121_161559_convert_20210203170823.jpg
この不思議な青の地層は多摩六都科学館の地質学ご専門の先生から
「この地層は、この辺りが十数万年前に海底だった時に堆積した、東京層と呼ばれる地層だと思います。特徴的な灰色の粘土層がキレイに見えていますね。」
とご教授賜りました。ありがとう存じました。野塩の地名の由来と重なり面白く伺いました。この地層の厚さはどの位なのでしょう。工事の進行と共に埋められてしまうのが惜しいです。

IMG_20210128_112819_convert_20210203171458_20210203185409e05.jpg
これだけの粘性地層があったらもう少し地層を有効に使った自然度のある設計は望めなかったでしょうか。

IMG_20201109_164215_convert_20210203172317_20210203222201b72.jpg
折角美しい樹形に剪定して頂いた河床内樹木、残念ながらすべて伐採。

IMG_20210117_154154_convert_20210203172525.jpg
長い間洪水にも負けず、河川内を見つめる皆さんを楽しませて頂きありがとうございました。

      
スポンサーサイト



コメント

レアな地層

連絡ありがとうございます。こんな地層なかなかお目にかかれないので、驚きです。😲

No title

すみませんお世話様です。
空堀川は礫層ですぐ浸透、でもここにはこんなに豊かに粘質土があり、自然て思いがけなく面白いですね。
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する