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南アルプスの秘境 早川町奈良田

 10月25日中央高速を下る、穏やかな心地よい日和。
南アルプスの主峰北岳と並ぶ高峰、間ノ岳、農鳥岳など3千m級の山々を源流とする早川に入る。そそり立つ崖と清冽な流れの早川渓谷に沿う細い道は、途中崖崩れ工事のため30分づつ1日4回だけの通行。
 戦後間もなく今のように車道もないころ、姉・兄が強く拒否するまで、毎年8月1週間は赤石温泉や桃の木温泉そして西山温泉等へ湯治に連れて行かれました。西山温泉の時は、食糧や炊事道具を持って途中までトラックに乗せられ、後はトロッコ道を歩かされたように思います。
 湯治中の昼間、早川の渓流に沿って尚も上流に散策にでると奈良田という村落に出ました。山間の狭い所に並ぶ家々は、板屋根に大きな石を載せ、四角に切った下駄の材を乾燥させるのでしょう、高く積み上げてありました。
その奈良田の印象はとても強く、半世紀をはるかに超えて今も、道々の多彩な野草の出会いと共に残っています。
 近代化した西山温泉の前を通り、紅葉が始まり圧倒されそうな山に沿って尚も進むと奈良田に出ました。

2010125早川の麓+001_convert_20101027000919
ゆったりと流れるふもとの早川

2010125早川+005_convert_20101027001230
山中に入ると雨でした

2010125奈良田ダム+044_convert_20101027001933
私の記憶の中の奈良田村落は奈良田ダムの下に消えていました。(水があるのはここだけ、あとは可原)

2010125河原化した奈良田ダム+011_convert_20101027003325
1953年に建設された奈良田ダムは、まもなくの伊勢湾台風一発で土砂に埋まり、V字型の美しい渓谷は水を湛えるダムではなく広い河原に変わっていました。

2010125奈良だ温泉白根館+043_convert_20101027004501
砂可原と化したダムのほとりに建つ、「入って良し飲んで良し」の奈良田温泉白根館

2010125イワギボウシ+008_convert_20101027005418
直立の岩場に貼りつくように咲く イワギボウシ(ユリ科)(大きな岩場は崩れ予防の網掛けがされています) 

2010125イワギボウシ+009_convert_20101027005954 2010125イワギボウシ+010_convert_20101027011502
今年は花期が遅れたのか10月も末に見られたのは幸い。イワギボウシの葉には長い柄があり、花の広筒部はふくらむ。

2010125リンドウ+022_convert_20101027012115
雨の中に咲く リンドウ(リンドウ科)

2010125フジアザミ+042_convert_20101027013023 2010125フジアザミ039_convert_20101027012748
道沿いや草原にフジアザミ(キク科)が見られる

2010125 ノブドウ053_convert_20101027014141
見事に大きい「ノブドウの果実」(ブドー科)葉はすでに虫に食われたか少ない

2010125フサフジウツギ+061_convert_20101027015104
雑草の中に咲く フサフジウツギ 美しい花ですが終りかけていました 

2010125リュウノウギク+015_convert_20101027020906 2010125リュウノウギク+037_convert_20101027015949
リュウノウギクやタニガワコンギクなど多くのノギクの仲間が道々に咲き目を楽しませてくれました。
流石に植生豊かなところ、車が止められないのが残念。今夜からは山も木枯らしとの事、花の時期も終わりでしょうか。

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清瀬市民祭り

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10月17日(日)清瀬市市民祭り 暑からず寒からずの穏やかな日和は大勢の人出でにぎ会いました。
ダイオキシン市民協は、ごみ分別相談・旧東京都立小児病院跡地の緑地保全のための署名・所沢市東部クリーンセンターの「廃プラ類」焼却中止を求めるための署名 等環境保全のための1日です。


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焼却よりごみ減量を!! 清瀬市民の思いは同じ、話し合いながらの署名です。

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清瀬駅前通りは、今日1日交通止めでお祭り一色

清瀬市立第三小学校 1年生 くさあそび

 校庭の周りやお家の回りの草を持ち寄って、1年生3クラスの草遊びです。
林床に沢山ある笹を使ってささぶね作り、クズやイノコズチのような大きな葉を使ってのりまきとブーケ。
1時間ではやっと2種類。ささぶねは廊下に用意をしたたらいに浮かべて遊びます。
 同じような材料で形造りますのに、やはり個性が出てとても面白い。

201010+05+3小・035_convert_20101012221500
さぁ これからくさあそびの始まりで~す。自分で集めた草の袋が机に乗ります。(まずは1組さん)

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2時間目、場面は違いますが、こちらは2組さん 素敵なブーケが出来ました。

201010+05 3小3組さん070_convert_20101012222853
3時間目 1年3組さん  3クラスとも課題は同じ、でも思いがけない生徒の工夫が入って様々な遊びが出来ます。

201010+05+作品展048_convert_20101012224057 201010+05+1組さん作品・046_convert_20101012224357
のりまき応用編 こんな素敵な作品が出来ました。

201010+05+ささぶねは水に浮かべて遊びます。・・036_convert_20101012223727
ささぶねに夢を乗せて旅をします。

201010+05+皆に見てもらいます・069_convert_20101013004807
自慢の出来栄え見せてくださーい。 楽しかったでしょうか。 




コナギ咲く 清瀬下宿ビオトープ

 自然はいつも同じ繰り返しではなく、新しい変化を見せてくれます。それが測り知れないビオトープの魅力でもあります。ススキの穂がだいぶ遅れましたが出そろいました。ヒメガマの穂も見事です。散策に出かけてみませんか。

201010+05+ーアキノノゲシ・006_convert_20101010000425
オギの間から咲く アキノノゲシ(キク科)

201010+05+ヤマハギ018_convert_20101010000930
ヤマハギ(マメ科)

201010+05+ツルマメの実・028_convert_20101010001245
ツルマメ(マメ科)食用にする大豆の原種と聞く。花は薄紅紫色。

201010+05ガガイモの実・023_convert_20101010002140
ガガイモの袋果(ガガイモ科) 表面にはいぼ状の突起がありこの中には白色の長毛を持った種子があり、環境学習の場では子供たちに興味を持ってもらえる1つです。

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コナギ(ミズアオイ科) 稲刈りの頃田の中によく見られますが、田んぼのなくなった今清瀬ではめずらしく今年初めて見る水草。葉の下に咲く可憐な花です。 



旧都立清瀬小児病院跡地の緑地保全のために署名活動が始まる

 清瀬市の西武池袋線の南西側は、かつて「迷いこんだら出られない(青木が原樹海みたいですね!」 と大正生まれの皆さんがお話してくださいました。それくらい深い緑と、都心から比較的近いという地の利から、清澄な環境が見込まれ、結核療養所など、伝染性の療養所等が次々開業され、清瀬市は病院の街として知られるようになりました。それ故に近年まで、南口一帯は清瀬市内でもより緑が多く、病院街独特の安定した緑形性をしていました。
 バブルの頃と全く様相の変わってしまった近頃は、商店街のシャッターが閉まってしまったように、東京都に係わる施設や大企業の寮などが次々と閉鎖に追い込まれ、平成14年、約3.6haの都職共済病院が、歴史ある樹木や環境に配慮されることなく宅地開発、市民にとっていつまでたっても無念な開発です。
 今また,2010年2月を持って都立清瀬小児病院(4.8ha)は、平成22年3月1日に開設された府中の「小児総合医療センター」に移転閉鎖されました。
 清瀬の自然を守る会は、その跡地に見られる纏まった緑地を保存したく、東京都議会に請願、現在署名活動を行っています。

201010+04小児病院管番・020_convert_20101007122152
いつかは取り片付けられるのでしょう、人の気配がなくなり寂しい看板。

201010+04小児病院の松・003_convert_20101007123016
成木の中に松枯れの始まる幼木。

201010+04カラスノゴマ・021_convert_20101007125707
伸びた雑草の中に咲く カラスノゴマ(シナノキ科)


 東京都は、温暖化対策の一つとして 『緑の10年プロジェクト』 を推進しています。又、環境省自然環境局によって「生物多様性国家戦略2010」が3月閣議決定され、生態系保護のため、様々の環境づくりが求められています。この貴重な、武蔵野本来の植生樹木を持つ病院街のみどりを破壊することなく、都民の貴重な自然資産として次世代に残して下さいますよう、心から願わずにはいられません。

清瀬市野塩崖線 市有林の植生

10月4日 中に入るための除草で終わり、今日は下草刈り作業のためのマーキングと調査

201010+05+野塩崖線の今100_convert_20101006220545
藪こぎをしようにも 幼木と共に、クズ・スイカズラ・フジ・エビヅル・ヤブガラシ・ノイバラ等に阻まれ、容易なことではない。
柵を明けたとたん、柵に沿って密生する草がどっと倒れてくる。このやぶの中には、清瀬には少ないヤクシソウ(キク科)があるはず。

201006 ヌカキビの群落・086_convert_20101006221756
人家に近い崖線の上には、夏の初め沢山伸び始めた外来種:セイタカアワダチソウ・ハルジオン等を抜いたためか、ヌカキビ(イネ科)の大群落が出来ている。見事。

201010+05+ナンキンハゼ幼木092_convert_20101006223125 201010+05+ヤマユリ果実・075_convert_20101006222643
この辺りではあまり見かけないナンキンハゼの幼木  ヤマユリもしっかりと稔る

201010+05+クヌギ幼木073_convert_20101006223823 201010+05+クヌギ苗077_convert_20101006224125
4月28日植栽したクヌギ・コナラの苗が、この夏の猛暑に耐えしっかりと根付く。 クイヌギ:約60cm

201010+05+コナラ苗082_convert_20101006224553 201010+05+ベニシジミ・091_convert_20101006225049
コナラ (約40cm)                   やぶの中に見られるベニシジミ

201010+05+ヒヨドリジョウゴ・076_convert_20101006231841 201010+05+ヒロハジャノヒゲ・084_convert_20101006232250
ヒヨドリジョウゴ(ナス科)              雑木林には少ないヒロハジャノヒゲ(ユリ科)

             
201010+05+ヒヨドリバナ・088_convert_20101006232922
ヒヨドリバナ(キク科)とアメリカセンダングサ(キク科)

201010+05ヤブラン・095_convert_20101006233711  201010+05+エビヅル・098_convert_20101006234012
ヤブラン(ユリ科)                   エビヅル(ブドウ科)

まだイカリソウの葉もいきいきとし、ゴンズイの芽出しも見られる。
シデ・ケヤキ・ムクノキ・エノキが多く、ヌルデ・ニワトコ・ムラサキシキブ・イボタノキ・ネズミモチ・
アオキ・タラノキ・イヌザクラ・ナンテン・ヤマグワの幼木1~2.5m位に育つ。
クヌギ・コナラが主体の林に再生するのには、植栽が必要。

野塩崖線 市有林の秋 孟宗竹林伐採1年目)

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2月に孟宗竹を伐採。5月に緑の公園課の皆さんと手入れ後の今。

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充分に日の当たる斜面林には、竹の切り株から多数の萌芽、林床には雑多なつる草。
調査のために入ろうにも先ず周りから片付けねばカギが開かない。雨の中を大谷さんと頑張る。

201010+04野塩崖線・037_convert_20101005093259
外回りの刈りこみ。中が見えるようになりました。

201010+04近くに芽生えたヒガンバナ・043_convert_20101005093743
今年のヒガンバナは猛暑の影響か大分遅れている。野塩崖線近くに芽生える、ちょっと花色の変わったヒガンバナ。




空掘川の虫 (清瀬市中里)  10月1日

空堀川は今、澄んだ流れに引かれるのでしょう、連日大勢の子どもたちが泳いでいます。

流れに沿う緑の中には2mを超える『あおだいしょう』が環境学習4小の子供たちに取り巻かれます。
そこここに長々とある抜けがらも学習の佳き教材、最後には学校に長いまま持ち帰られます。

201010+4正学習022_convert_20101002220432.jpg
短い時間ですが、先ずは皆でごみ拾い

201010+01+蛇の抜け殻を持つ子供たち・023_convert_20101002220936
青大将の抜け殻
なん~だ!! 誰も怖がらない!脱ぎ捨てられて間の無い抜け殻は、柔らかく、揉まれても引っ張っぱられても破れない。本体の蛇も暫く子供たちのお相手をし、水抜きの穴に潜り込む。毎日人に見られていると蛇もなれるのでしょうか、あわてて逃げるのでもなく、ゆったりと頃合いを見て退場です。

20101001 ツマグロヒョウモン♀・035_convert_20101002221839
今年は例年より飛ぶ姿が少ない ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科)

201010+01+セスジスズメの幼虫・009_convert_20101002223149
セスジスズメ(スズメガ科)黒い体色に橙色の眼状紋が並びなかなか魅力的な幼虫。

201010+01+セスジスズメの幼虫012_convert_20101002222522

201010+01+セスジスズメ幼虫031_convert_20101003232746
セスジスズメの幼虫は、ヤブガラシなどに見られますが、これはまだ同定の出来ないサトイモ科、テンナンショウの仲間らしき葉に着き、葉や苞を食べています。よく見ると尾角の先が白い。脱皮の都度大きくなり姿も変わってくるようです。

201010+01+エビヅルの実・040_convert_20101003233200 201010+01+エビヅルの実・041_convert_20101003233604
クズやヤブガラシの蔓に混じり実る 「エビヅル」ブドウ科


子供たちの前に現れた虫:モンシロチョウ・キチョウ・アオスジアゲハ・ヤマトシジミ・アキアカネ・コウロギ等
観察された草:クズ・ヤブガラシ・ツユクサ(花)ヤナギタデ・イヌタデ・オオイヌタデ・アカバナユウゲショウ・ヒガンバナ・ヨメナ・シマスズメノヒエ・エノコログサ  アオツヅラフジの実

川づくり・清瀬の会:田中・望月・大谷・宮澤 担当

都立小峰公園の虫たち

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ウラギンシジミ                    ウラナミシジミ

2010+09+25+チャバネセセリ?+015_convert_20100930231225
チャバネセセリ

2010+09+25+小峰の蝶+005_convert_20100930232111

2010+09+25+フクラスズメ幼虫?+008_convert_20100930230429
カラムシに着く フクラスズメの幼虫

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フクラスズメ(ヤガ科)の幼虫は、近付くと身体を振って脅かします

2010+09+25+アケビコノハの幼虫?+087_convert_20100930235836
アケビコノハの幼虫(ヤガ科)

2010+09+25+ヒトツメカギバ+046_convert_20100930232827
ヒトツメカギバ(カギバガ科)

2010+09+25+ミドリヒョウモン?+143_convert_20100930233242
2010+09+25+ウラナミシジミ?+146_convert_20100930234738
ミドリヒョウモン(タテハチョウ科)産卵の時でしょうか♀・♂ 組んで多数飛んでいます

2010+09+25+センチコガネ?+095_convert_20101001001906
センチコガネ(センチコガネ科)虫の死骸や糞に集まるとか、よく見ると怪しげなものに取りついています。

2010+09+25++060_convダビドサナエert_20101001002636
ダビドサナエ

都立小峰公園の豊かな水・みどり、虫たちに配慮をした草原の管理作業 谷戸の魅力が堪能でます。
イナゴ・バッタ・コウロギの類・トンボもオニヤンマ・アキアカネ等多数出会えました。昆虫先生小林氏の解説で楽しむことが出来ました。